インターネットガバナンス・タスクフォース Internet Governance Task Force of Japan

意見書のポイント

意見書の原案について、とくに重要と思われる点に絞って、解説を記しました。
意見書案にコメントを寄せられる際のご参考にしてください。

インターネットガバナンス・ワーキンググループ(WGIG)
9月20-21日コンサルテーション会合への意見書(案)
Ver. 1.5  2004年9月6日

太字部分が解説です>


はじめに
<略>
1 取り組みの範囲

WGIGで、どのようなテーマを取り上げるかは、事前には決まっていません。
9月のジュネーブ会合は、まさにこの点について、世界中の意見を聞き、その結果によって、コフィ・アナン事務総長がWGIGの人選を進める参考にします。IGTFとしては、特定の問題を指摘する前に、<原則>を示そうとしました。

2.基本原理
独立性
客観的、合理的に
<略>
WGIGの性格として、2つの対立する考え方があります。一つは、あくまで政府が主体となってインターネットガバナンス問題の検討をすべきで、WGIGも常に政府代表にその内容を報告し、チェックを受けるというものです。もう一つは、各国政府の政治的交渉は非生産的なので、政府の介入からは独立して、政府、産業界、市民社会が対等の立場になってWGIGを構成し、まず客観的な事実を正確に把握することを重視すべきだというものです。IGTFは後者の立場を支持する主張をしています。

3 構成全般
1)構成について
<略>
WGIGの構成については、人数は、報告書の執筆に専念できる20人以内の少人数にすべきだという考えと、各分野・地域のバランスなどを考えると、ある程度の規模には当然なるという二つの考え方があります。WGIG事務局長は少人数を希望しています。しかし、バランスを考えると、絞るのはかなり難しいとみられています。
 それぞれ一理あり、IGTFは、両者の妥協として、本委員は20名以内としつつ、必要に応じて小委員会を招集し、別途20名ほどを追加できるようにと提案しています。

2)構成員の資質
<略>
WGIGの構成員には、大物政治家、企業トップなどのいわゆる「ハイレベル」の人選にして権威をもたせるという考え方と、実質を重視し、必要な時間、専門知識を投入できる実務家重視の考え方があります。IGTFは、後者を重視しています。

4 取り組み方法について
オープンおよびクローズドな会合
生産性を高めるためには、WGIGの会議は委員のみのものとなることもやむをえないと考えますが、オープン性を高めるために、委員会の前に、必ずコンサルテーション会合の開催を求めるものです。

言 語
<略>
WGで用いられる言語については、英語を母国語としない、あるいは欧米語に馴染まないアジアの立場からとくに重視し、通常の国連の会合以上に配慮することを求め、最新技術の活用や、ウェブ経由でのボランタリーな翻訳のプラットフォームの設置を提案したいと考えています。